LinePayのQRコード決済において、2018年8月からの1年間、還元率がアップすることが、6月28日に発表されました。
参考
これにより、最大5%の還元率を得ることが出来ますが、慌ててマイカラー最高ランクの「グリーン」を目指して決済をしている方は要注意!
グリーンになるための支払いによって損している可能性がありますよ!
本当にLinePayでの5%が得か、この記事で解説しますので、少し立ち止まって考えてみてください。
LinePayの仕組みとキャンペーンについて
もともと、LinePayにおける還元率は「マイカラー」と呼ばれるランクによって、以下の通り変動する仕組みになっています。
- ホワイト:0%
- レッド:0.5%
- ブルー:1%
- グリーン2%
LineはQRコード決済を普及させるための施策として、還元率を+3%にすることを発表しました。
これにより、ホワイトでも3%、グリーンでは5%の還元率を得ることが出来ます。
5%の還元率はかなり破格のため、還元率目当てでグリーンを目指す方もいらっしゃるかと思います。
ですが、一定以上の支払いにおいては、グリーンとなっても損である可能性があります。
5万円以上使ってしまうと、グリーンでも損
あなたが、1%の還元率であるクレジットカードを使用していると仮定し、
8月から、あなたがグリーンになり、1年間5%の還元率を得るとします。
仮に、月10万円の支払いを1年間続けるとすると、ポイント還元の差は
100,000×0.04(還元率の差)×12=48,000になります。
4万8千円の得になるのですが。。。
グリーンになるために5万円の決済をあなたが行ったとすると、4万8千円の得のために5万円使ったことになり、2千円の損になります。
つまり、4万8千円以上(約5万円)をグリーンのために使ってしまうと、月10万円使っても特にならないのです!
この損益分岐点をしっかり把握していないと、結果損することになりかねません。
もちろん、月の使用額が上がれば、損益分岐点は上がります。
5万円でグリーンになれるのか??
ここで問題となるのが、「ランクは相対的な評価で決まる」ということです。
グリーンは上位10%かもしれませんし、5%かもしれません。
そして、いくら使えばその上位に入れるのかがわからないのです。
更に、グリーンで4万8千円という損益分岐点になりますが、ブルーでは3万6千円、レッドでは3万円が損益分岐点になります。
無理に使用しても、特にならないことがお分かりいただけると思います。
まとめ
いかがでしょうか。
もちろん、普段から継続的にLinePayを使用している方は、純粋に還元率が上がるだけなのであまり気にする必要は無いかと思います。
ですが、「5%とかやばい!グリーンにならなきゃ!!」と思われている方には立ち止まっていただければと思います。
場所は限定されますが、Origami PayとKyashを組み合わせるだけでも5%近い還元率は得られます。
参考としてはこちらをどうぞ
目先にとらわれず、いろんな手段と損益について考えて貰えればと思います。
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